2025年04月25日 09:01

カルビーは、栃木県宇都宮市の「R&Dセンター」敷地内に建設していた新たな研究棟が完成し、4月24日に竣工式を執り行った。

研究棟の延床面積を従来に比べ約2倍に拡張し、その結果研究エリアは従来に比べて約3倍になった。基礎研究・応用研究・品質研究・おいしさ研究の各機能強化を図る。

R&Dセンターはカルビーの研究開発および新規商品の生産を担う拠点で2004年に稼働を開始した。センター内の研究棟では、研究や商品の開発が進められている。研究力の強化と、部門間の交流を促進するため、既存建物を活用して新設エリアを増築し、研究棟全体のリニューアルを進めた。2024年2月に着工し、2025年4月1日に完成、24日に竣工式を執り行った。

研究エリアと開発エリアの中心に開放的なワークスペースを設け、ABW(Activity Based Working)を取り入れたフリーアドレスとすることで、従業員がその日の気分や業務内容に合わせて働く場所を選べる環境を設けた。これにより、部門を超えた従業員の交流を促し、生産性および従業員満足度の向上を図る。

さらに、働く環境を向上させるため、バイオフィリックデザイン(Biophilic Design)の考えを取り入れ、ワークスペースの内装に栃木県産の木材と大谷石を活用。自然素材の持つ質感が感じられることで、従業員のストレス軽減や集中力の向上を促す執務空間の構築を目指した。