2025年04月23日 16:13

ZOZOは、生成AIの効果的な利用による業務生産性・スキル向上を目的に、ZOZOグループ全社員を対象とした独自研修を実施し、約1300名が受講した。
2024年度の生成AI研修後に実施したアンケートによると、活用率は研修前の34.0%から78.8%へと向上。また、管理職においては、部長職以上の92.4%、課長職以上の81.6%が「週に1回以上利用」していると回答した。使用用途はドキュメント・メール作成が最も多く、次いで情報収集、プログラミング、企画の壁打ちという結果になった。
研修では、すでに生成AIを活用し成果を上げている複数部門の社員から収集・整理した使用プロンプトとその出力例を、計100件の実践的な活用パターンとしてオンライン形式で紹介・解説。業務への応用イメージを具体的に掴める研修内容により、受講者の生成AIに対するハードルを下げ、より自分事化し興味を持って研修に取り組める工夫をおこなった。
また、研修以外にも延べ約100人の社員へ業務効率化に関するニーズのヒアリングを実施。合計44件の業務効率化ツールを自社開発した。これらのツール開発により業務効率化が進んだだけでなく、社員の生成AIへの理解も深まった。その結果、様々な業務で応用できるようになったという声があがり、エンジニアなどの開発部門だけでなく、部署や役職を問わず多くの社員が生成AIを活用するようになった。