Agrieeは、原材料の安定調達を支援するツール「GrowthWatcherバイヤーズ」をリリースした。契約産地における農作物の生育状況をリアルタイムに把握することで、調達業務のDX化とコストの最適化をサポートする。

本サービスでは、衛星データを活用して農地の状況を定期的に解析し、作物の生育状況を可視化。これにより、広域の状況もタイムリーに取得でき、より精度の高い調達判断を可能にする。

近年、異常気象の影響による農作物の収量変動や市場価格の高騰が深刻化。農作物を原材料として扱う企業にとっては必要量の確保や原価高騰リスクへの対応が重要な課題となっており、調達戦略の見直しが急務となっている。

「GrowthWatcherバイヤーズ」は、契約産地における作物の生育状況をリアルタイムに、詳細に把握できるツール。これまで、農作物の生育状況の把握は「人の目」によって行われてきたため、状況判断は属人化し、誰とコミュニケーションを取るかで入手できる情報の質に差が生じてしまっていた。

「GrowthWatcherバイヤーズ」では、衛星を活用した定期的なモニタリングにより、客観的な情報として各産地の生育状況を生産者と共有することが出来る。これにより、産地とのコミュニケーションをスムーズに行いながら、異常気象にも柔軟に対応できる調達体制の構築をサポートする。