2025年04月17日 19:00

エコモット、GRIFFY、および村本建設は、4月14日、配筋検査ARシステム「BAIAS(バイアス)」が国土交通省よりNETIS(新技術情報提供システム)の「活用促進技術」に選定されたことを明らかにした。

「BAIAS」は、鉄筋コンクリート構造物の配筋検査を1名でも簡単に行える画期的なシステム。iPad Proに搭載されたLiDARセンサーやカメラを活用することで、鉄筋の本数、径(太さ)、間隔を正確に計測し、国土交通省の実施要領に定められた全計測項目に対応する。

主な機能は、設計図と計測結果を比較可能な帳票出力機能、複雑な配筋に対応するダブル配筋計測機能、効率的な検査を実現する鉄筋かご計測機能、「重ね継手長」や「定着長」の計測に最適な2点間計測機能など。これらの多彩な機能に加え、通信環境がない場所でも計測が完結できる点、一度に広範囲の計測が可能な点も大きな特徴。BAIASの導入により、配筋検査における生産性や作業効率の大幅な改善が期待される。

現在、2025年夏頃のリリースに向けて、ユーザー体験の大幅な改善を目指した開発を進めている。「BAIAS」は操作性のさらなる向上を図り、ユーザーの皆様にとってより直感的で使いやすいシステムへと進化。これにより、配筋検査における作業効率化と利用者の満足度向上に貢献する。