2025年04月15日 18:54

ビーマップは「IEEE 802.11bf」としてWi-Fi(無線LAN)の規格に盛り込まれるセンサー機能を搭載したHUAWEI社製アクセスポイントを、6月2日に発売する。

従来、赤外線のモーションセンサー、カメラ映像でも人の動きは検知できたが、広いエリアをモーションセンサーで検知するには多くのセンサーが必要。またカメラによる検知では、そもそも対象が死角に入ってしまうと検知ができない等の欠点がある。電波を利用するWi-Fiセンシングであれば、少ない台数のAPで死角を防ぐことができ、映像を使用しないことからプライバシーにも配慮しつつ、これまでのWi-Fi機器と同様に安価に設置できる。

本製品は、アンテナとアルゴリズムチップの一体設計によって、送信機と受信機の自己干渉の影響を最小限に抑え、送信機と受信機を単一のアクセスポイントに実装。センシングを可能にするシングルポイント検知を実現した。この手法により、様々な環境でもWi-Fi電波が届く範囲では、他の機器の連携を一切必要とせずに、人がいるかどうかの認識もできるようになる。

また、Wi-Fiセンシング機能をWi-Fiのアクセスポイントと統合することで、Wi-Fiサービスを提供している環境下で、追加の設備を必要とせず、人が存在するかどうかが検知できる。省エネを実現するようなスマート照明への利用、在宅不在を検知する見守りサービスへの活用が期待される。