2025年04月14日 16:20

メドコムは、医療現場の業務負担軽減と安全性向上を目的として、看護師による輸液ポンプや自然滴下の流量計算をサポートする輸液業務支援アプリケーション「輸液サポート(仮称)」を開発。メドコムが提供する医療機関専用スマートフォン「メドコム」を利用する人へ新機能として提供を開始する。
これまで医療現場における輸液業務において、看護師が手書きのメモや暗算で流量・滴下数を計算していたため、計算間違いが発生することがあった。また計算間違いを回避するには電卓を持ち歩かなくてはならない。さらに自然滴下時の滴下速度合わせでは、時計の秒針速度と照らし合わせながらの速度調整や、経験測を頼りにするなど業務の負担となっており、医療機器関連の報告書などに課題として寄せられていた。
そこで同社では、輸液業務支援アプリ「輸液サポート(仮称)」を開発した。本アプリは、輸液ポンプ・シリンジポンプの流量計算機能- 自然滴下時の滴下数計算・滴下速度ガイド機能を搭載。さらに「輸液サポート(仮称)」を「メドコム」で提供することで、「メドコム」一つで流量・滴下数計算が可能となる。
メドコムは「輸液サポート(仮称)」の提供を通じて、医療現場における輸液業務の負担軽減とヒューマンエラーの防止、さらには医療安全の向上を目指す。また、医療現場で働く看護師が、より患者と向き合う時間を確保できる環境づくりを今後も推進していく。