2025年04月14日 09:19

四国水族館は、児島漁業協同組合よりナルトワカメ(Undaria pinnatifida f. narutensis)を搬入し、本館棟1階瀬戸内ゾーン「豊饒の海の景」で展示を開始した。
四国水族館は、瀬戸大橋のたもと四国の玄関口に位置する香川県宇多津町に2020年にオープンした水族館。「四国水景」をテーマに約400種の生きものを展示しており、生きものの展示だけでなく、四国の文化やそこで暮らす人の営みとともにある環境も水槽内で表現している。時間帯や季節によって楽しみ方は様々で、四国に住んでいる人は四国の水の景色の豊かさを再発見でき、四国以外の人は四国を巡りたくなる水族館だ。
四国水族館では、魚類だけではなく岩礁に生える海藻にも興味を持ってもらい、より自然に近い海の中を見てもらいたいと思い、ワカメの展示を開始した。ワカメの展示は2024年に引き続き2回目となり、ワカメの生息する環境を水槽の中で再現し、長期飼育することを目指している。自然界では豊富な餌や太陽光、酸素や二酸化炭素の溶存量など、海藻や魚類の繁殖に適した条件があることで豊饒の海が作られている。藻場を増やすことによって、豊かな海が作られることを知ってもらい、次世代の地球環境を守る活動にも興味を持ってもらう。
入館料は、大人2400円、小中学生1300円、幼児600円、3歳未満無料。展示期間は3月28日~5月中旬頃(予定)。展示場所は、本館棟1階 瀬戸内ゾーン 豊饒の海の景(香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4)。