2025年04月11日 12:30

京都市と京都西山・大原野保勝会は、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語の3カ国語に対応した「京都西山データベース」を4月11日から公開する。
京都市及び京都市観光協会(DMO KYOTO)では、観光地の分散化による観光課題解決と地域活性化を目的として「とっておきの京都プロジェクト」に取り組んでいる。「とっておきの京都プロジェクト」は、地域や民間事業者と連携し、隠れた名所の魅力を発掘・活用することにより、市域全体への観光客の誘客を促進させ、観光客の満足度を更に高めるとともに、地域の活性化に繋げることを目的として、主に伏見、大原、高雄、山科、西京、京北の6エリアを対象に取り組んでいる。
今回、京都市と京都西山・大原野保勝会は、「とっておきの京都」エリアである京都西山エリアの魅力を世界に発信するため、英語、中国語、韓国語の3カ国語に対応した「京都西山データベース」を公開する。大阪・関西万博の開催に伴い、訪日観光客の数が大幅に増加することが予想されている。これを受けて、まだ広く知られていない京都西山の地域資源に関する情報を訪日観光客向けに多言語で発信することで、地域の人々が守り育んできた文化遺産や景観、食文化などの本質的な価値を知ってもらい、観光客の分散を図ることを目指す。また、本データベースには、京都の美しさを熟知した写真家やインフルエンサーの人々から提供された写真を多数掲載している。まるで写真集を眺めているかのような感覚で京都西山の魅力を感じてもらえるよう、美しさと使いやすさを追求した。