2025年04月11日 09:06

天狗缶詰は、2024年2月の給食の誤嚥事故を発端にうずら卵の販売量低下が今なお続いていることから、うずら卵の産地である愛知県から全国への消費拡大に向け、新商品開発のためクラウドファンディングを開始した。

天狗缶詰は、全国の学校給食や社員食堂、レストランやホテルといった外食産業、大手食品メーカー、コンビニ向けに業務用加工食品を販売している食品メーカー。国産のうずら卵の水煮・加工品などのトップシェアを誇る。

国産うずら卵は2024年2月の福岡県で発生した学校給食での誤嚥事故以降、販売環境が激変し、主要需要先の全国の学校給食おいて使用中止や使用抑制され、需要が壊滅的な状況にある。しかしうずら卵生産農家の経営の安定を考え、天狗缶詰は減産策を行わず、製品在庫が増加し続ける厳しい状況にある。

「みるくうずら」は、ほんのり甘いミルク風味で、スイーツ感覚、おやつ感覚で楽しる。ツルンとした食感のうずら卵を噛むと、中からプリンやカスタードクリームを思わせる優しい甘さの黄身があふれる。液なしだから取り出しやすく、一口サイズでそのまま楽しめる。うずら卵の水煮を作るとき、どうしても規格外品が発生してしまう。そこで生まれたのが「うずタル」。鶏卵よりも黄身の割合が多いうずら卵ならではの濃厚さを活かし、コーンポタージュをイメージしたクリーミーな味わいに仕上げた。コーンの粒感がアクセントで、食感も楽しい。

クラウドファンディング終了は4月末。新商品の量産開始は5月上旬。リターン発送は5月下旬となる。