2025年04月09日 16:09

4月26日から、札幌市営地下鉄の全49駅にて、タッチ決済対応のカードや、同カードが設定されたスマートフォン等を活用した乗車サービスの実証実験を開始する。
この実証実験は、札幌市が設置する「札幌DXラボ」に対する企業提案を受け実施するもの。国内外から札幌市に訪れた人や、これまで現金を使用していた人が、現金で乗車券やICカードを購入することなく、タッチ決済により札幌市営地下鉄に乗車できるようにする。
実証実験では、札幌市営地下鉄全49駅の一部自動改札機にタッチ決済専用リーダーを搭載し、専用リーダーにタッチ決済対応カード等をかざすことで、札幌市営地下鉄に乗車できる。対象駅は、札幌市営地下鉄 南北線・東西線・東豊線の全49駅。専用のリーダーを搭載した自動改札機について、バリアフリー等の観点から、幅が広い改札機を中心として各改札口に1台設置する。実証実験開始日は4月26日始発から。
タッチ決済は、国内外で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法。対応の端末にタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)または同カードが設定されたスマートフォン等をタッチするだけで、サインも暗証番号の入力も不要。利用できる店舗は、コンビニエンスストア、ファストフードレストラン等の店舗だけでなく、公共交通機関への導入も進む等、日常生活における利用シーンがますます拡大している。