2025年04月09日 09:06

Melonは、福岡県大木町と連携し、大木町の妊産婦を対象とした産後うつの予防・改善および産前産後のメンタルヘルス支援を行うプログラムを、4月より開始した。MELONのプログラムを自治体と協働で提供するのは、全国で初めてとなる。
MELONが提供するセルフケアプログラムを妊産婦が活用することで、限られた支援体制の中でも、自治体による対面支援と、オンラインでの心のセルフケアを組み合わせて受けられるようになる。これにより、近年社会課題として認識される産後うつの予防・改善だけでなく、子育て期のメンタルヘルスが整い、親子ともにウェルビーイングの向上も期待される。
産後うつは、生活環境の大きな変化や慣れない子育て、睡眠不足に加え、社会的なつながりの減少が一因とされており、産後うつの支援が必要な妊産婦は26〜37.5%にのぼる。
こうした課題に対し、大木町では、妊娠期から産後4か月までに重点を置いた、対話と予防を重視した産後うつ支援を行ってきた。妊産婦を取り巻くサポート体制を可視化する「ジェノグラム作成」や、プレ親教室による産後うつ予防のための支援、不安時にすぐ連絡できる公用携帯の設置など、多角的な取り組みを進めている。しかし、特に夜間や休日のタイムリーな支援の難しさや、対面だけでは限界のある「心の支援」の提供が課題となっていた。 そこで、夜間・休日を含め、時間を問わずマインドフルネスによるセルフケアを実践できる、MELONのオンラインプログラムが導入された。