2025年04月07日 12:40

ダイセーグループは、現場社員間のコミュニケーション課題を解消するアプリ「みんポス」をグループ内で開発し、2024年2月より試験導入を開始した。
トラックドライバーや倉庫作業員など、一人での業務やシフト制勤務が多い職種では、社員同士が顔を合わせる機会が限られており、孤立感やコミュニケーション不足が課題となっている。ダイセーグループでは、そうした「つながりにくさ」に着目し、現場のリアルな声をもとに、社員間で感謝やねぎらいの気持ちを気軽に伝え合えるアプリ「みんポス」を開発した。多国籍人材の活躍やダイバーシティの進展が進むなか、国籍や世代、勤務形態の垣根を越えてつながる仕組みづくりに取り組んでいる。
「みんポス」は、社員同士がポイント付きで感謝や称賛のメッセージを贈り合えるアプリ。例えば「お誕生日おめでとう」「雪の中、配送お疲れ様でした」など、ちょっとした一言を送るだけで、お互いを気に掛ける文化を育てる。貯まったポイントは、Amazonギフト券、自社キャラグッズ、自社農園の野菜など、会社ごとにカスタマイズされたアイテムと交換することが可能。また、ワンクリックで定型文を選択して送る機能を搭載し、現場の隙間時間でも使いやすい設計となっている。
アプリは、グループ内のDX研究所と、システム開発を担うDaisei VEHO Worksが共同で開発。1年間の実証実験を経て、今後はグループ全体への展開と、外部企業への展開も目指している。