2025年04月03日 20:27

シノプスは、T-Mustと提携し、T-Mustが提供する「FoodCAS」の機能をベースに、食品製造におけるレシピ管理、および食品表示ラベル作成を、より安心・安全・簡単に行えるクラウドサービス「sinops-CLOUD FoodCAS(シノプスクラウドフードキャス)」を開発した。
スーパーマーケットでは競争力向上のため、魅力的な独自惣菜メニューの開発による差別化を図る企業が増えている。一方、2020年4月の食品表示制度改正により、食品ごとに詳細な栄養成分表示が義務付けられた。この制度に正確に対応するためには専門知識が不可欠なため、店舗ごとの柔軟な対応が困難になり、弁当の材料切れ時の代替対応や、地元食材を活かした独自の商品開発などが制限されるという現状がある。
このような食品小売業界の課題解決に向け、小売業向けクラウドサービス「sinops-CLOUD」の惣菜向けサービスとして、店舗で安心・安全・簡単に食品表示ラベルが作成できるサービス「sinops-CLOUD FoodCAS」の開発、リリースに至った。
「sinops-CLOUD FoodCAS」は、「原材料入力だけで、栄養素・原価を自動計算」、「重複表示排除技術により、添加物をよりシンプルでわかりやすく」、「原材料情報はクラウドデータで共有」。シノプスの需要予測サービスで培った小売業への知見とクラウド・AI技術、T-Mustの食品表示に関するノウハウと技術力を生かし、食品小売業界の競争力の強化を支援していく。