2025年03月26日 12:56

博報堂キースリーと博報堂は、web3を活用した「界隈」発想によるマーケティングソリューションを開発した。
博報堂は、「SHIBUYA109 lab.」と共同で、SNSを起点とした新たな消費行動「界隈消費」に関するレポートを2024年11月に公開した。「界隈消費」とは、SNSのアルゴリズムの発達により、共通の興味・関心を持つ人々がSNS上で「界隈」と呼ばれる緩やかな集団を自発的に形成し、その中で情報が循環、さらには別の「界隈」へと伝播することで生まれる消費行動のこと。本レポートによる研究・調査の知見をもとに、博報堂グループでweb3に特化したマーケティングやサービス開発を行う博報堂キースリーと共同で、web3を活用し「界隈」発想を企業のマーケティング活動に役立てるソリューションを開発した。
本ソリューションは、ブロックチェーン技術に強みを持つPontechを開発パートナーに、Web Proof(zkTLS)を用いて、特定のファンやコミュニティ・共通する意識を持つ「界隈」の一員として証明された人だけが購入できる新しい購買体験を提供していく。Web Proofとは、ゼロ知識証明技術をベースとしたzkTLSを用い(今回はzkPassプロトコルを採用)、ユーザーが許可したうえで、自身のWebサービス上での活動履歴などを第三者に証明できる技術。これにより、改ざんや過剰な個人情報露出のリスクがない形で、特定の「界隈」の一員のみがアクセスできるweb3コマースサイト上での界隈限定の商品やサービスを提供可能にした。