2025年03月26日 09:41

JTBと日本航空(JAL)、ジェイエア(J-AIR)、日本エアコミューター(JAC)は、都市部に集中する訪日外国人を日本各地に誘客し、地域活性化を促進させる共創プロジェクトを3月25日より開始する。

2024年の年間訪日外国人旅行者数は3687万人を記録し、過去最高であった2019年を約500万人上回り、年間過去最高を更新した。しかしながら、その宿泊先を見ると、多くが東京や京都、大阪などの一部の都市に集中しており、一部地域では過度の混雑やマナー違反による地域住民への影響、旅行者の満足度低下といったオーバーツーリズムの問題が深刻となっている。

このような課題の解決に向けてJTBとJALは、訪日外国人の利用率が低い国内地方路線を活用し、日本各地に点在する多様な文化や、豊かな観光資源、地域の隠れた素材に触れるツアーを造成することで、訪日外国人の地方分散化を促進するとともに、地域の活性化や経済効果、雇用創出に貢献していく。

取り組みの第1弾として、JTBとJALは大阪・関西万博を訪問する訪日外国人をターゲットに、開催地の大阪・関西圏での滞在に加え、JALグループのJ-AIR、JACが運航する大阪伊丹空港発着の国内地方路線を利用するツアーについて3月25日より販売を開始する。今後も第2弾として商品を拡充していく予定だ。

共創プロジェクト期間は3月25日~。

JTB / JAL