2025年03月26日 09:41

静岡県(くらし・環境部 環境政策課)は、3月12日、サールナートホールにて、未来をつくる環境ビジネスを表彰する「静岡県SDGsビジネスアワード」の成果発表会および表彰式を開催した。
本アワードは、環境課題の解決に取り組む法人を募集し、採択団体に対して3カ月にわたるメンタリングを行い、各団体から発表される事業実績と事業構想に基づいて賞を決定する表彰プログラムだ。
採択8団体による成果発表の結果、「UP 0 TECH(アップ ゼロ テック)でサーキュラーエコノミーへの挑戦」を発表したソーイ(沼津市)が静岡県知事賞を受賞した。アップサイクルとごみゼロとを同時に達成する技術としてUP 0 TECHというコンセプトを掲げ、発酵技術により食品廃材だったコーヒー残滓のすべてを使用した再食品化、再ドリンク化、化粧品化を実現し商流を開始。モルト残滓、カカオハスクなどの他の食品残滓へも本技術を展開中だ。
また、優秀賞には、ウミゴー(西伊豆町)、プラリクル掛川モデル(掛川市)、中村建設(浜松市)、奨励賞には、オカラテクノロジズ(静岡市)、燦有機研究所(焼津市)、静岡オクシズUU(静岡ジェード)・フジミ模型・チューセイ(静岡市)、Marine Sweeper(焼津市)が選出された。
3月25日、知事室にて、静岡県SDGsビジネスアワードの県知事賞表彰状授与式を行った。県知事賞を受賞したソーイから鈴木康友知事に対して事業アイデアが紹介されるとともに、意見交換がなされた。