2025年03月26日 09:38

ロジクトロン及び、城北ドローンオフィスは、2月13日に板橋区立板橋第二小学校校庭とその近隣ビル(高さ42m)屋上との間において、大型ドローンを活用した物資運搬の実証実験を実施した。

ロジクトロンは、「人口減少社会をテクノロジーで乗り越える」ことを目指し、2022年に大型運搬用ドローン(XYZ55)を導入し、林業や中山間エリアでの建設業、電設業の顧客に人肩運搬に代わるドローン運搬サービスを展開。ドローンの使用のみに拘らず、課題の解決を最優先したサービス提供を行う。

本実験は、高層ビル等のエレベーターが稼働できない状況で支援物資を屋上へ垂直運搬する状況を想定したもので、住居・オフィス等の高層物件を多数抱える板橋区において、小学校等のグラウンドを起点に近隣の物件を支援する手法の確立を目指したもの。

都会には大型ドローンが容易に離発着できるスペースは限られているが、小学校をはじめとした学校施設のグラウンドは都会の中においても空が開けた場所として離発着に向いている。校庭を起点に近隣ビル屋上へ迅速に荷物を運搬することで、地域住民への支援を円滑に行うことができる。

また、この機会に実証実験を行う板橋区立板橋第二小学校では、ドローンの飛行がGNSS(GPS)などの位置情報の仕組みや無線通信といった技術と密接に関わっていることを、児童にわかりやすく紹介した。これにより、ドローンが動くためには見えない技術が多く使われていることへの興味を深めてもらうとともに、地域の災害時の支援や新しい物流の仕組みについて学ぶ機会となった。

ロジクトロン