2025年03月19日 09:15

ソマノベースは、どんぐりから苗木を育て、山へ植林する観葉植物「戻り苗」の提供を東京都内で開始した。
ソマノベースは、「人と人」「人と自然」「事業と自然」の関係を、森づくりでデザインする会社。 「戻り苗」とは、森林保全を「やらなければいけないこと」から「やりたいこと」に変えたいという思いから生まれた植物インテリア。オフィスなどの室内で観葉植物として植林用の苗木を育ててもらい、1〜2年後に山林へ植林する。山林に植林をすることで、土砂災害リスクの低い森づくりに活かされる。
これまで、戻り苗を通じて育った苗木は、同社の拠点である和歌山県へ植林してきた。植林だけでなく、育てた人々に参加してもらえる植林会の開催もしてきた。その中で、「より身近な場所へかえる苗木を育てたい」「従業員が参加しやすいよう、都内近郊で植林したい」という要望が多くあった。そこで今回、東京チェンソーズの協力のもと、東京に植林する戻り苗を開始する。東京チェンソーズは、東京の最西端、檜原村の林業会社。森で育てた木を材木として売るだけでなく、森のめぐみを生活に活かすことを提案し、森の価値を改めて見直してもらうことで、新たなニーズを切り拓き、一本の木の価値を高めていくという発想でさまざまな事業に取り組んでいる。
植林場所は東京都多摩地区(予定)。現在オンラインストアでの販売は予定していない。