2025年03月18日 19:21

渋谷区の地域住民と支援者で作る「都市農地と防災のための菜園協議会」は、このたび、渋谷区神宮前3丁目にある国有地を活用して、「原宿はらっぱファーム」を作るプロジェクトをスタートした。
この土地は、長く空き地となっていたが、表参道を拠点にコミュニティガーデンとコンポストの普及活動をしている団体が地元住民とともに国や渋谷区と交渉。1年間限定で国から渋谷区に管理委託される形で菜園化が実現した。広さはテニスコートおよそ7面分。明治神宮前駅及び表参道駅から850mほどのところにあり、開園期間は4月~2026年1月の10カ月間となる。
本プロジェクトでは、生ごみや木くずなど普段はゴミとして捨てられてしまう有機資源を堆肥化して土に還し、化学肥料や農薬を使わないオーガニックな畑を、公募した参加者と一緒に作る。開園中は誰でも菜園を訪れることができ、農作業を体験したり、ゆっくり散歩したりすることができる。また、コンポストや菜園に関する様々な講座や交流会も予定している。
畑の設置・運営は、このプロジェクトのために地域住民やコンポスト、菜園、建築の専門家などで結成された「都市農地と防災のための菜園協議会」が、渋谷区から管理委託を受けて行う。必要な資金については、現在、クラウドファンディング(CAMPFIREで3月3日~4月3日実施)で募っている。クラウドファンディングページはこちら。