ダイヤモンド社は、働く人々へ「自分を守る思考法」を伝える1冊、「強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考」を3月12日に発売する。

現代は、働く上で、さらに言えば生きていく上で、頑張ることや成長することが「良い」とされ、「強くあるべき」とされる社会であり時代と言える。ビジネスパーソンをターゲットにした書籍も、武器になるスキルを身につけたり、ポジティブな思考に変わったりすることを目的にしたものが多い。しかし、働くすべての人が強くなれるわけではない。しんどさを抱えたり、プレッシャーを感じたりしながら、一日一日をなんとか乗り越えている人もいる。本書は、そんな人々に寄り添う1冊だ。

著者は、編集者として数々のベストセラーを生み出し、「NewsPicksパブリッシング」創刊編集長も務めた、井上慎平さん。強くあろうと全身全霊で働き続けた結果、双極性障害を発症し、人と話すことも本を読むこともできなくなった。絶望の底で、「経済は一人ひとりの心理や価値観にどう影響を与えているのか？」という視点から、自分がうつになってしまった原因を考え始めたという井上さん。その経験と過程で気づいたことや見えたことをまとめたのが本書であり、「弱いまま生きていく」ことを選んだ井上さんの軌跡と決意でもある。「強くあるべき」とされる現代を生きるすべてのビジネスパーソンに、「自分を守る思考法」を伝える。

定価は1980円（税込）。発売日は3月12日。

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