2025年03月12日 11:59

アインズは、女神インキ工業との共同開発により、インキに含まれるプラスチック(枯渇資源である化石原料由来の樹脂)を使用しない環境対応型インキ「eLinks」を開発、3月11日より販売をスタートする。
現在、印刷に使用されるインキの多くは、顔料を分散させる成分として、化石燃料由来のプラスチックである合成樹脂を含んでいる。これらの樹脂は、印刷の品質を保つために不可欠な役割を果たしているが、世界的なプラスチック問題の深刻化も事実。ならば「樹脂を一切含まないインキで、究極の環境配慮型製品を作りたい!」という強い思いから、「eLinks」の開発を開始。そして、枯渇する資源である樹脂と鉱物油を一切使用しないインキの開発に着手した。
今回、同社は環境に配慮した革新的な印刷インキの開発に成功。従来の石油系原料に代わり、天然由来の油脂を主成分とし、樹脂と石油系有機溶剤を一切使用しない、環境に優しい印刷インキとなる。「eLinks」の使用により、印刷物のリサイクル適正が12%向上することを確認した。環境負荷の低減に大きく貢献するとともに、印刷業界全体の環境意識向上と、よりエコフレンドリーな製品の普及を促進するものと確信している。パッケージやパンフレット、マニュアルなどの印刷物に使用することで、環境対応の取り組みへの貢献を目指す。