2025年03月12日 09:51

沿線まるごとは、ニューズウィーク日本版が主催するSDGsアワードの「最優秀賞」と「地域課題賞」の2部門において受賞した。

ニューズウィーク日本版主催「SDGsアワード」は、企業のSDGsに関する取り組みを単に報道するだけでなく、メディアとして持続可能な社会の実現に貢献することを目的として、2023年春に創設された。2024年のアワードには全国から68社が参加し、経済、環境、脱炭素、社会、地域課題の5部門に加え、新たに「学生部門賞」を設け、合計6つの部門で優れた取り組みが表彰された。さらに、その中から最優秀賞が選出され、受賞企業の活動を世界へ発信することで、持続可能な未来に向けた取り組みの促進が図られている。

「沿線まるごとホテル」プロジェクトは、駅とその周辺の集落に点在する地域資源を「編集」し、地域全体を「一つのホテル」に見立てた世界観をつくりだすプロジェクト。JR東日本の駅舎や鉄道施設などを「ホテルのフロント」として活用、沿線集落の古民家(空き家)を「ホテルの客室」に改修、さらには地域住民を「ホテルのキャスト」として接客・運営を行うことで、「沿線」を「まるごと」楽しめる「ホテル」の世界観を構築し、新たな滞在型観光及び、沿線の地域活性化を図るもの。

「最優秀賞」選定理由としては、少子高齢化で地域の活力維持が心配され、あるいは存続さえ危ぶまれる声もある中で、本取り組みは、地域の持続可能性と街づくりのあり方を考えるヒントにあふれていると考え、最優秀賞に選出された。

沿線まるごとホテル