2025年03月11日 12:06

MentaRestは、豊田市、並びにクラスター社が開発する「メタバースとよた」において、引きこもりや不登校向け支援を提供する。

豊田市は昨年より、市民や企業、行政、団体が、コミュニティ形成や情報交換、実証実験を目的としたイベント等を主体的に行える仮想空間「メタバースとよた」を構築している。メタバース空間の開発はクラスター社が手がけており、国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」上に構築したことで、同プラットフォームに備えられた様々な機能を用いて気軽にイベントや会議等の開催が可能。特に「まなびの森」は、小中学生を対象とした課外活動や不登校児童生徒の居場所などの活用が想定されている。

近年、文部科学省の調査によると、不登校児童・生徒の数は過去最多を更新しており、特に小・中学生の間で顕著な増加が見られる。学校に行きたくても行けない、または集団生活に不安を感じる子どもたちにとって、学びの機会や社会とのつながりを維持することは大きな課題となっている。

この度、同社の強みである経験豊富なカウンセラーにより、メタバース上での心理支援を実施。引きこもりや不登校の当事者だけでなく、保護者を含め包括的に支援を行うことで生きづらさを解消し、社会とのつながりを見出せる機会の創出に貢献する。今後は、豊田市をはじめとする行政・地方自治体、企業、教育機関との連携を強化し、メタバースを活用した支援の可能性を広げるための連携を積極的に推進していく。