2025年03月07日 15:53

シーシーエスは、照明の明るさや点灯パターンなどを制御する画像処理用LED照明デジタル電源「PD4-Aシリーズ」を、3月7日に発売した。
検査用照明の電源は、LED照明を任意の明るさに調光したり、カメラのシャッタータイミングに合わせて点灯させたりする目的で使用される。照明の点灯時間、調光、ON/OFFの切替えタイミング等、細かな設定ができるだけでなく、操作し易いことが必要。また、近年の検査工程では検査内容が複雑になった結果、複数の照明を組み合わせるケースも増えており、それらの点灯制御を一手に担える機能に対するニーズが高まっている。
今回発売する「PD4-Aシリーズ」は、こういったニーズに対応し、同社の従来電源「PD4シリーズ」が有する機能に加え、最大8チャネルの照明の制御や、より多機能な点灯制御機能を搭載した。出力容量は30Wと120Wの2タイプ。30Wタイプは2チャネルと4チャネルを、120Wタイプは8チャネルを用意。外部制御にはイーサネットとパラレル通信の2種類を用意し、合計6機種をラインアップした。全タイプ、1024段階の細かな調光設定が可能。
シーケンス制御機能により、最大16ステップの点灯パターンおよび実行順の設定や、ステップごとの調光値と点灯時間を設定することができる。例えば、複数の照明による様々な方向からの照射や、分割発光照明を使用する際の各チャネルの点灯パターンを設定し、外部機器からの点灯・消灯切り替えが可能となっている。