2025年03月05日 09:45

宮崎県は、3月3日(現地時間)、ドーハ市内のレストランにおいて、宮崎牛レセプションを開催した。
「宮崎牛」とは、宮崎県内で出生し、最長飼養地が宮崎県の黒毛和牛で、日本食肉格付協会が定める格付基準において肉質等級4等級以上かつ、県内種雄牛、もしくは家畜改良のため指定された種雄牛を一代祖(父牛)に持つ牛肉を指すなど、厳格に定義されている。
宮崎県産牛肉のイスラム圏における輸出拡大に向けて、宮崎県内で初めてハラール認証を取得したSEミート宮崎からカタール向けの輸出が解禁されたことを契機に、宮崎県はドーハ市内のレストランにおいて、現地のバイヤーや飲食店関係者約70名を招へいした宮崎牛レセプションを開催した。
レセプションでは、最初に宮崎牛の特長やSEミートの最新鋭施設を紹介するセミナーを実施した後、全国食肉学校の佐俣講師による宮崎牛を使ったカッティングデモンストレーションを行い、カタールで普及していない肩ロースなどのカット方法や調理の仕方を現地のシェフなどにレクチャーした。その後、現地シェフとの意見交換や宮崎牛に関心を持ったバイヤーとの商談を実施。併せて、宮崎牛の料理を提供し、世界に誇る宮崎牛のほのかな甘みと豊潤な香りを堪能してもらった。
今回のレセプションは、宮崎牛のイスラム圏における商流構築の足掛かりとなる非常に意義のあるイベントとなった。引き続き、関係機関と一体となって宮崎牛のプロモーションを実施し、カタールをはじめとしたイスラム圏での宮崎牛の認知度向上や販路開拓を促進していく。