2025年03月04日 09:09

大和ハウス工業は、タイ王国で物流施設や工場の開発等を展開するWHA Corporationと、同社海外初となる「PPAモデル自家消費型太陽光発電設備」(オンサイトPPA)の展開を、2月18日より開始した。
大和ハウスグループは、2022年4月に「第7次中期経営計画(2022年4月~2027年3月)」をスタートし、グローバルで事業を加速させるため、25の国と地域で地域密着型の事業を展開し、海外事業において2026年度には売上高1兆円、営業利益1000億円を目指している。
ASEANにおいては、日系企業の進出に合わせて工業団地の開発に参画したことを皮切りに、事業を拡大してきた。タイでは、2016年にWHA社と合弁会社を設立し、物流施設ならびに商業施設の開発・運営・管理・賃貸を行っている。そのような中、同社海外初となる「オンサイトPPA」の展開をWHA社とともにタイで開始することとなった。
同事業では、WHASL社とともにWHADS社を設立し、同社海外初となる建物の屋根や土地に太陽光発電システムを無償で設置し、発電した電力を供給する「オンサイトPPA」の展開を推進する。発電した再生可能エネルギー由来の電力を建物内で消費してもらうことで、顧客のCO2排出量削減に寄与する。第1弾として、2025年内にタイの日系企業が所有する工場の屋根において、「オンサイトPPA」を開始する予定だ。