2025年02月20日 09:49

産総研グループ(国立研究開発法人産業技術総合研究所およびAIST Solutions)は、世界最大規模のインベントリデータベース「AIST-IDEA(アイスト-イデア)」を4月に機能更新する。

「AIST-IDEA」は、環境影響を見える化するLCAやサプライチェーン排出量の算定に用いられる排出原単位の「ものさし」。日本国内の全ての事業における経済活動を網羅するインベントリデータベースとしてデータの拡充と品質向上に加え、社会情勢の変化に伴う新たな国際規格やガイドラインに対応した機能向上を続けている。

今回は、自動車産業をはじめとした広い産業で関心が高い蓄電池関連を中心に選定したデータについて、有識者レビューを受けた。これにより、ILCD(国際基準ライフサイクルデータシステム)Entry-levelへ準拠し、欧州規制への対応が進んでいる。また、データベースのユーザー利便性向上のために、アプリケーションベンダーの人々とのAPI連携が可能になり、ユーザーの人々へアプリケーション上でデータを提供できるようになった。さらに、Web上で最新データにつねにアクセスできる機能が追加される。

これらの詳細については、2月25日(13時30分〜)の講演会にて紹介する。

LCA 活用推進コンソーシアム 公開講演会について