2025年02月17日 15:22

BENA(ベナ)では、給排気コントロールのフラッグシップモデルとして、「高速VAV/CAV給排気コントロールシステム」の模型と AR システムを製作した。

本システムでは、実物では比較、可視化しづらいシーン別による表現を実現している。「排気のみ 極陰圧状態」「給気+排気 全稼働状態」「給気+排気 給排気コントロール」の3つのシーンをARで確認することが可能。「排気のみ 極陰圧状態」「給気+排気 全稼働状態」「給気+排気 給排気コントロール」などの室内環境により、模型上にARで表現されるキャラクターの動きや感情が変化するように製作した。

また「給気VAV」で設定した定格風量(最大風量値)のうち絞った分の風量を「バイパスVAV」でOAダクトに戻すことで、「給気ファン」の風量は変化せず、給気風量だけを変化させることが可能な制御機能などの表現もわかりやすく可視化した。

実機を説明するとなるとモデルルームのような大きな設備が必要となるが、模型とARシステムで再現することで、コンパクトながら、実際の給排気制御の流れを可視化できる。AR技術を活用し、タブレットをかざすとシステムの動作原理や空気の流れがリアルタイムで表示。これにより、視覚的に仕組みを理解しやすく、複雑な空調制御の概念を直感的に体験できるツールとなっている。実演動画はこちら