2025年02月10日 12:50

Exa Enterprise AIは、ChatGPTサービス「exaBase 生成AI」において、DeepSeek-R1の最も精度の高いオリジナルモデルをAzure 米国リージョンで提供開始する。

「exaBase 生成AI」は、2023年6月の有料サービス開始以来、約650社、6万以上のユーザーに利用されている。法人が生成AIを利用するうえで課題となっているセキュリティやコンプライアンス面に配慮しており、管理者側での利用状況の把握、禁止ワードの登録などに対応している。また、それぞれのユーザーが、生成AIの利用でどの程度の生産性を向上させたのかを推定しており、画面からグラフ形式で確認できる。生成AIを自社独自のデータを基に活用することも可能。利用者や管理者が自社独自のファイルをアップロードしたうえで、その内容を基にして対話・生成が利用できる機能も装備している。

同社はDeepSeek-R1の安全提供に向けた社内検証を進めてきた。有害情報の生成を拒否しない(ジェイルブレイク)などのセキュリティ上の懸念がある一方で、最高性能モデルの1つであり、業務に活用できるか検証をしたいという顧客の要望が多く聞かれている。そこで同社は、検証利用に限り、最も精度の高いDeepSeek-R1のオリジナルモデルをAzure 米国リージョンで提供開始することとした。また、DeepSeek-R1の蒸留モデルを日本リージョンでセキュアに使用できるよう、引き続き検証を進めていく。

exaBase 生成AI