2025年01月31日 16:00

コノル社はホテル業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現のために、NFCの最新技術を搭載したCHL基板を開発した。発表されたのは、ホテルルームキー「CHLG-101」、汎用カードリーダー「CMR」、カードライター「CMW」。

これら同社開発基板を採用したホテル用錠やリーダーを利用することで、ホテルのルームキーカードをスマートフォンの仕組みに置き換える事が可能になる。これらは併用する事も可能。また、既に提供しているホテル向け鍵管理クラウド「Clue for Hotel」とCHLシリーズは、連携することで従来のホテルルームキーの管理を簡素化。さらに遠隔操作が可能になる等の様々な機能を提供する。

専用の管理アプリを利用することで、簡単操作で設定でき、宿泊施設へ既存設備のアップグレードから新築物件の適応までを可能とする。これにより、設備投資・メンテナンス等のコスト削減と鍵を通じたホテルの未来への機能拡張が可能となる。

このCHLシリーズによって、フロント業務効率の大きな改善(人材不足の解消)につながり、ホテル専用機器の導入を不要にすることができる(コスト削減)。また、スマートフォン完全対応(アプリ内SDK又はWallet利用)により、スマートフォンを使ったホテルサービスの拡充(鍵+他サービス連携が容易に)が行える。受注開始は2月4日、出荷開始は6月~。