2025年01月30日 15:11

チカク社はデジタル近居サービス「ちかく」において、1人暮らしの高齢者が、自宅のテレビの大画面で複数の家族や親戚などと顔を見ながら同時に会話できるグループ通話機能を実装した。

本サービスでは、自宅のテレビにSIMを内蔵した家型の専用端末を接続するだけ(Wi-Fi設定不要)で、子どものスマートフォンとつながり、テレビの大画面で顔を見ながら会話できる。また、親の在室状況や起床・就寝などの生活リズムの変化を把握できる見守り機能も搭載している。

本サービスは、これまでユーザーと親の1対1の会話に限られており、「他の家族や親戚も一緒に、親と顔を見ながら会話したい」との要望が多く寄せられたことから、今回のグループ通話機能を追加開発した。

親が1人暮らしになると、家族や親戚が一堂に会する機会はお盆やお正月などに限られがち。しかし本機能により、親を中心に複数の家族や親戚との日常的なコミュニケーションの頻度が高まりやすくなり、家族間コミュニケーションの活性化が期待される。またオーナーによってアプリに招待されたユーザーは、本サービスの通話だけでなく、見守り機能も利用でき、複数の家族や親戚などによる見守りが行えるため、親の異変に気づきやすくなる。

さらに、ケアマネージャーや看護師などの介護・医療従事者が、オーナーによってアプリに招待されることで、高齢者との日々の連絡・相談やモニタリングなどをオンラインで顔を見ながら行うことができる。