2025年01月28日 15:33

パイプラインは「企業のサステナビリティ活動」に関する調査を実施、その結果を公開した。
はじめに、「勤めている(経営する)企業ではどのようなサステナビリティ活動をしているか」と質問したところ、「CO2排出量の削減(48.4%)」が最多。次いで「廃棄物削減とリサイクルの推進(45.6%)」「再生可能エネルギーの利用促進(42.1%)」となった。

「サステナビリティ活動をどのような方法で発信しているか」との質問には、「Webサイト(51.3%)」との回答が最も多く、次いで「社内報(40.9%)」「統合報告書・サステナビリティレポート(冊子、PDF)(35.6%)」となった。

発信に関しては、「わかりやすい内容」「具体的な数値目標や実績の提示」「視覚的な資料の活用」などに気をつけているものの、成果の数値化の難しさやコストや人材不足といった課題も。社外への発信については「統合報告書・サステナビリティレポート作成の難しさ」「他社との差別化」「適切な発信頻度」が課題に。社内への発信については「部門間での温度差」「活動の重要性が伝わらない」「従業員の興味をひく難しさ」といった悩みを抱えていることも示された。

従業員のサステナビリティ活動の理解度に関しては、約8割が「理解している」と回答したものの、「理解していない」と思う人も一定数いる。なお、約6割の企業がサステナビリティ活動の発信のサポートを社外に依頼していることも明らかになった。