2025年01月14日 16:08

AGRISTはNXアグリグロウと協力して、山梨県で農産物収量予測の実証実験を開始した。本実証実験は、山梨県が推進する「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」に採択されたプロジェクト。
農場に設置した環境センサーによるセンシングデータ(温度、湿度、日射量、CO2濃度など)とカメラによる農作物の画像解析データをクラウドに集約し、AIで解析することで、2週間程度先の収穫量を精度高く予測。これにより、農産物の出荷予測の精度向上、物流の効率化、フードロス削減を目指す。
NXアグリグロウでは、気温や天候などの栽培環境変化により週間収穫量が出荷計画量に満たない場合に、やむを得ず翌週収穫分の「前倒し収穫」を行っている。「前倒し収穫」の拡大や長期化は収量の大幅減に直結することから、契約栽培においては出荷計画量と収穫量の乖離が大きな課題となっている。
一方、AGRISTは、AIやロボット技術を活用したスマート農業ソリューションを提供することで、農業の効率化と収益向上に貢献してきた。
今回の実証では、AIを用いた高精度な収量予測によって、最適な出荷計画を立てることで、物流課題や社会課題の解決に貢献することを目指す。AGRISTは、ICTを活用した農業経営支援システムの開発・提供を通じて、NXアグリグロウの生産性向上と経営の安定化を支援。AIによる高精度な収量予測システムの構築により、山梨県の農業のさらなる発展に貢献する。