2024年11月12日 09:58

シーマン人工知能研究所は、高齢者向けおしゃべりAI見守りスピーカーのモニター募集説明会を福島県川俣町にて開催する。
シーマン人工知能研究所は、2022年から「福島イノベーション・コースト構想」に参画し、高齢者向けのおしゃべりAI見守りスピーカーを、浜通りを拠点に開発してきた。その実用化に向けた実証実験を川俣町で12月から実施するにあたり、正式に実証実験参加者の募集を開始。それにあわせ、モニター募集に関する説明会を開催する。
AI見守りスピーカー「俣兵衛」は、型にはまった一問一答の無機質な会話ではなく、話の文脈を記憶し、相手に合わせて話題を広げたり、さりげなく日々の行動を確認したり、ときにツッコミを入れる。本製品が目指すのは、そんな人と人とがごく普通にかわす、自然な言葉のやりとりだ。また、今回の試みでは、見守りスピーカーに「俣兵衛」という名前のキャラクターをつくり、甘え口調やヤキモチ焼きな性格を付与した。川俣町の乳子岩にまつわる伝承をベースとして言語を生成している。さらに、川俣町との連携のもと、町内各種団体の協力により、利用する高齢者の服薬状況や緊急連絡先などの基本情報のサーバー設定を事前にカスタマイズすることで、要望に応じ一人ひとりに合わせて発話内容を変えることが可能だ。
説明会日時は、1回目:11月22日19時~19時30分、2回目:11月24日10時~10時30分(両日とも同内容)。場所は、川俣町役場 3階大会議室(福島県伊達郡川俣町字五百田30)。