2024年11月11日 10:00

AstroXは、11月9日、福島県南相馬市の沿岸部にて、高度10km級のハイブリッドロケットの発射実験に成功した。

AstroXは、気球で成層圏までロケットを放球し、そこからロケットの空中発射を行うロックーン(Rockoon)方式での衛星軌道投入を行うサービスを研究開発している。

今回の南相馬市沿岸部での実験は、全長約6.3メートル、直径約330mmの機体「FOX1号機/C1-2ロケット」(共同研究先である千葉工業大学での呼称がC1-2ロケット)に、AstroXと千葉工業大学により開発されたハイブリッドロケットエンジンを搭載したハイブリッドロケット打上げ実験となる。前回8月に実施した実験からロケットも大型化し、ロックーン方式でのサブオービタル打上げに使用するサイズのロケットとなる。地上からは高度10kmに達する推力のロケットで、ロケット打ち上げ実験を通してハイブリッドロケット発射技術の確認とともに、打ち上げにいたるノウハウの確立も同時に確認した。福島沿岸でのロケット見学会には一般見学者約400名が参加した。

なお、AstroXは一緒に宇宙空間到達を目指す仲間を募集中だ。正社員、副業問わず、エンジニアを中心にロケット開発に携わる人材を募集している。

AstroX