2024年11月08日 09:46

日本ブロックチェーン協会(JBA)は、創業10周年を迎えた。
JBAは、ブロックチェーン技術の健全な普及、発展に貢献するため2014年に日本で最初に設立された業界団体。日本経済をリードする大企業や、ブロックチェーン開発企業、スタートアップ、地方自治体など多様な法人が会員となっている。
2014年9月、JBAの前身である日本価値記録事業者協会(JADA)が設立された。今でこそ「暗号資産」という用語が広く使用されているが、当時は一般的な用語が存在しなかった。このため、英語や他の法律用語との整合性、市場の広がりを考慮して、「価値記録」という言葉を用いて始動した。
JADAは、当時世界最大級のビットコイン取引所であったマウントゴックスの破綻を受けて、セキュリティ対策などを規定した自主規制を制定するなど、創業当初から消費者保護と健全な産業発展を目指し、普及啓発やルール形成に尽力してきた。その後、2016年4月にJBAに名称を変更し、「ブロックチェーンを国家戦略に。」のキャッチフレーズを掲げて活動してきた。web3産業は、二度の資金決済法の改正、国家戦略として日本政府の成長戦略への明記、税制改正などを経て、2024年には国内の暗号資産の口座数が1000万を超えるまでに成長した。今後も会員の人々との信頼関係を基盤に、web3業界の発展に貢献していく。