2024年11月06日 12:55

日本アルゴリズムは、「専門知識不要のAI」業務に合わせて成長する「育ちAI」を10月11日にリリースした。

LLM(大規模言語モデル)を業務で利用する場合、業務に関係のない回答をしてしまうため、業務利用が難しいのが現状だ。そこで同社では、利用者自身がAIを育てる「育ちAI」サービスの提供を開始した。専門知識がなくても、簡単にLLMを業務に適用することができる。

育ちAIは「業務に合わせて成長するAI」をコンセプトに、どのような業種でも専門知識なしでLLMを活用できるシステム。最初は業務知識を持たないLLMだが、使用を重ねることで自動的に情報が蓄積され、業務に適応したLLMへと成長していく。同社独自のLLMエンジン「NALGO-LLM」を採用しており、拡張性と柔軟性に優れた製品となっている。

チャットボットの活用事例としては、ユーザーとオペレーターのやり取りを蓄積。回答案を作成したり、自動的に回答することが可能。初期データとして質問と回答を登録しておくことも可能だ。業務引き継ぎの活用事例としては、同システムを業務引継ぎに活用することで、引継ぎ内容が自動的に蓄積され、疑問点があれば同システムに問い合わせることで、常に最新の業務内容を確認できる。チャットで業務を引き継ぎをすることで業務内容が蓄積され、その内容を元に質問の回答を生成する。

価格は、顧客のニーズに合わせた開発を行うため、要問い合わせ。

育ちAI