2024年10月04日 12:47

システムクリエイトは、CreatBot社の最先端3Dプリンター「PEEK-250」の販売を開始した。
「PEEK-250」は、200°Cまでの昇温が可能な高温チャンバーを搭載し、高温環境下での造形が必要なPEEKやPEIなどの高性能材料に必要な機能を備えている。特に、PEI材料の造形においては材料の接着をよくし成形内部応力を低減させるため、高い温度環境下での造形が必要になる。「PEEK-250」では、推奨される180℃のチャンバー温度下での造形が可能になり、より安定した造形を行える。
「PEEK-250」は、アクティブ空気冷却機能により、180°Cに到達するチャンバー内でも、外部の温度は40°C以下に保たれる。これにより、長時間の連続使用でもより安全に操作できるようになった。加えて、チャンバー温度をわずか20分で180°Cまで上げることができ、スピーディーな作業が可能だ。造形終了後は、モデルをプリンター内でそのまま焼鈍処理を行うことができる。これにより、モデルを移動させることなく、温度差によるストレスを最小限に抑え、高品質な仕上がりを確保する。焼鈍設定もプリンターの画面から簡単に操作でき、ユーザーは時間をかけずに最適な条件を選ぶことができる。「PEEK-250」のプラットフォームは、最大200°Cに対応した航空グレードの高精度プラットフォームを採用しており、安定した造形を実現。高温下でも平坦性が保たれ、手動でのレベリングが不要。これにより、失敗なく精密な造形が可能になる。