2024年10月03日 18:50

英国発のテクノロジー企業「Bango(バンゴ)」は、新しい報告書「サブスクリプション戦争:スーパー・バンドリング(Super Bundling)が東アジアに到来」を公開した。
日本、韓国、台湾の5000人の加入者を対象にした調査によると、日本の消費者の4分の1がビデオストリーミング、音楽、ゲームサービスなど、4つ以上のサブスクリプションを管理している。しかし、52%がサービスの多さに負担を感じ、31%が支払いや契約更新の管理に苦労していることが分かった。その結果、市場はスーパー・バンドリングに向けた準備が整っており、通信事業者がよりシンプルで効率的なサブスクリプション管理の鍵を握ることが期待されている。
複数のサブスクリプションのコストは、日本の家庭にとって負担となっている。加入者は月平均3188円を支払い、年間では3万8256円に達する。68%の日本の加入者が、すべての望むサービスを利用することができないと回答しており、31%は価格の上昇により少なくとも1つのサービスを解約している。
もう一つのトレンドとして、間接的なサブスクリプションの増加が挙げられる。39%の日本の消費者が、第三者プロバイダーを通じてサブスクリプションに加入しており、この割合は東アジアで最も高い。これに対し、米国の加入者の20%のみが間接的なチャネルを利用。日本の消費者は、より良い取引や柔軟な選択、管理の簡素化を求めてこれらのチャネルを選んでいるようだ。レポートはこちら。