2024年07月24日 19:31

35年以上新聞印刷事業に携わってきた高速オフセット社では、「新聞印刷特設サイト」を公開した。近年、古紙回収でリサイクルされ、再度新聞用紙として生まれ変わることができる「新聞更紙」を使ったアイデア印刷について相談される機会が増えており、本サイトを公開したという。
新聞印刷ならではのメリットには、古紙回収でリサイクルされ、再度新聞用紙として生まれ変わるという点がある。古紙再生促進センターによると、2023年度の古紙回収率は81.6%であり、古紙利用率は66.8%と、高い回収率で次の使い道にもつながっていることが分かる。
また通常ページ数のある冊子は針金等を使って綴じるが、新聞印刷では二つ折りにした用紙を順番に重ね合わせる「スクラム製本」で多ページに仕上げる。針金を使わないという観点から、子ども向けの冊子にしたり、老人ホームや介護施設などでの使用にもぴったり。
さらに、新聞を印刷する際には、インクがのったあとに自然乾燥させて乾かす。じわじわと古紙にインクが染み込んでいくため、写真や文字が少しぼけたような「にじみ感」が出て、どことなくレトロな雰囲気&味のあるデザインに仕上がる。
同社の無料郵送新聞更紙は、日刊紙に近い質感の用紙。古紙独特の密度や色、薄さが特徴の「NIJIMI」、新聞のような風合いを保ちつつ、やや白色もありバランスのとれた紙質の「KUSUMI」など。いずれも古紙としてリサイクルに回すことが可能。詳しくはこちら。