2024年06月18日 19:34

新潟県は、6月17日、新潟が誇る高品質な新潟県産のどぐろ「美宝(びほう)」のお披露目会を開催。新潟県産ののどぐろの中でも特に高規格なのどぐろを、新ブランド「美宝」として発表した。
新潟県産のどぐろは一年を通して様々な漁法で漁獲されるが、美宝は産卵前の大型ののどぐろが多く漁獲される7~8月が旬。特に高鮮度で漁獲できる、はえ縄漁と刺網漁で漁獲されるのどぐろは「大型」「うろこの剝がれがない」「水揚げ後も色・身持ちがよい」という特徴がある。「400g以上」「選ばれた地域、漁師のみが漁獲」「徹底した品質管理」など厳選された基準を加え、これをクリアしたのどぐろだけが「美宝」を名乗ることが許される。現在は村上市の桑川漁港、岩船港と、糸魚川市の筒石漁港の3港7漁船の熟練の漁師のみが水揚げしている。
美宝をはじめとした新潟県の魚は、沿岸漁業が主体であることから、日帰り操業で漁獲され、その人のうちに市場へ上場される。さらに美宝は「直接手で触れない」「漁獲後から氷冷し、魚体に氷が直接触れないように荷造りを施す」など徹底した品質管理をおこなっている。水気が多く、身の柔らかいのどぐろは、わずかな圧力やこすれなどでも身質が変化してしまうデリケートな魚。漁師によっては一尾ずつ袋に入れて港まで運ぶこだわりも。
美宝は主に県内で流通する予定で、今後、県は新潟の食を通じた観光の活性化などを目指して、PRすることを検討している。詳しくはこちら。