2024年06月04日 16:01

アジレント・テクノロジーは、Agilent 8850 ガスクロマトグラフ(GC)システムを発表する。本システムは、6850 GC の実績ある性能と、8890 GC の高い能力およびシステムインテリジェンス機能を兼ね備えた小型のシングルチャネル GC 。

現代のラボは、限られた作業スペースで分析能力を最大化する一方で、業務による環境への影響を全体的に削減するという、一見対照的な目標に直面している。

これに対してラボマネージャは、機器の稼働時間を最大化し、利用可能なすべてのラボスペースを最適に使用することにより、ラボのあらゆる箇所から最大の生産性を引き出そうと努力している。このようななかで持続可能性の目標を達成するには、ラボ運用および個々のワークフローの効率化にぶれることなくフォーカスする必要がある。

本システムでは、統合型機器インテリジェンスにより、稼働率が向上。同時にリモート接続機能により、定期的なメンテナンスとトラブルシューティングを容易にし、中断のないワークフロー能力を実現する。設置面積は、Agilent 8890 GC の半分と小さい。そのためスペース利用と運用の冗長性が向上し、加熱と冷却に要する時間が短縮され、ラボのスループットが向上する。また他の GC と比較して消費電力が最大 30%少ないためエネルギーコストが削減され、ラボが持続可能性の目標を達成するのに役立つ。