2024年05月20日 15:47

バイオームは、東京都と野生生物目録「東京いきもの台帳」第1弾としてトンボ目の目録を、国際生物多様性の日(5月22日)に公開する。

バイオームは、世界中の生物の分布データを取り扱った生物情報プラットフォームを構築するため、情報収集ツールとして、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」の開発・運営を行っている。

バイオームは東京都との協定のもと、野生生物目録「東京いきもの台帳」の作成を市民参加により進めている。「東京いきもの台帳」とは、東京に生息する野生生物のいわば住民台帳のようなもの。いつどこに、どんな生物が生息していたのかを、誰もが簡単に専用Webサイトで検索し、デジタルマップ上に表示することが可能なシステムだ。アプリ調査による投稿情報をもとにした「市民科学データ」と、過去の研究者の「標本・文献データ」や「観察情報データ」を合わせ、発見時期や位置情報などを結びつけたもの。今後、デジタルの強みを生かし情報を追加することで、台帳を更にアップデートしていく。

2023年度の活動成果を踏まえ、今回第1弾としてトンボ目の目録を、国際生物多様性の日に公開。東京都はトンボの記録種数が全国で2番目に多い「トンボ王国」であり、トンボは東京の生物多様性の重要な指標と言える。「東京いきもの調査団2023」ではトンボに特化した調査を実施し約4000件の投稿を得ることができた。さらに標本・文献情報等を合わせた約1万5000件のデータによる東京のトンボ目録を公表する。

公式ウェブサイト