2023年12月06日 15:44

広島県呉市の公衆浴場、赤ビル温泉を営業する「赤ビル3C&Spa」は、12月8日、同浴場併設の宿泊施設Red Submarineの営業を開始する。
呉市は広島県の南西部、瀬戸内海のほぼ中央部に位置。天然の良港として知られており、古くは村上水軍、明治以降は帝国海軍、現在は海上自衛隊の重要拠点。戦前は東洋一の軍港とも呼ばれ、戦艦大和など、多くの軍艦が開発・建造された。2016年には「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 ~日本近代化の躍動を体感できるまち~」として日本遺産に認定されている。
このたび営業を開始する施設は、宿泊するゲストに、まるで乗組員の1人として潜水艦で生活するような体験を提供することで、呉の魅力を満喫してもらうことを目指し、開業する。元海上自衛隊幹部×崖っぷち銭湯のコラボレーションによって実現した。施設内には、円筒形の内殻をイメージした天井や、露出配管、赤色灯、士官寝室風のドミトリーなど、潜水艦の気分を感じられるデザインや装飾を採用している。
同社代表取締役の小島真帆さんは「元乗組員の父の協力で実現した、呉らしいコンセプトゲストハウスで、銭湯とサウナも楽しめる。全国の船舶ファンの聖地となるような施設を目指し、大人から子供まで楽しめる交流の場となることを願っています」とコメントした。宿泊定員は15名。寝室計6室(ドミトリー×1、個室シングル×2室、個室ダブル×2室、個室ツイン×1室)。詳しくはこちら。