2023年09月20日 19:55

「沿線まるごと」社は、「ツーリズムEXPOジャパン」が開催する「第7回 ジャパン・ツーリズム・アワード」において、「国土交通大臣賞」と「学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード賞」の2部門で受賞した。
同社の地域活性化プロジェクト「沿線まるごとホテル」では、JR東日本の駅舎や鉄道施設などを「ホテルのフロント」として活用。沿線集落の古民家(空き家)を「ホテルの客室」に改修。さらには、地域住民とともに接客・運営(ホテルのキャスト)を行うことで、「沿線」を「まるごと」楽しめる「ホテル」の世界観を構築し、新たな滞在型観光、マイクロツーリズムの創出を図るもの。
現在は、プロジェクトの第一弾の舞台であるJR青梅線沿線の駅とその近隣の集落を基本ユニットとして、その地域ならではの特産品・体験をコンテンツ化。地域をまるごと楽しんでもらえる新たな滞在型観光を造成・提供している。
「国土交通大臣賞」については、駅と周辺の地域コンテンツを面にして、地域全体を1つのホテルと見立てた世界観が素晴らしい。空き家はホテルの客室に、無人駅はホテルのフロントになど地域課題を顧客価値へと転換し魅力に繋げている点が高く評価された。「学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード賞」に関しては、インパクトの大きい少数の観光資源に頼るのではなく、地域全体の魅力で集客を図っていること。同時に公共交通の利用を促す役割も担っている点が評価された。