2023年07月25日 09:12

阪神電気鉄道は、9月頃から順次、車内防犯カメラを2025年4月の大阪・関西万博開催までに同社保有の全車両に設置する。
阪神電気鉄道では、車内のセキュリティ向上と犯罪の抑制を目的として、2022年5月から、同社グループのアイテック阪急阪神が開発した防犯カメラを一部の車両に設置して実証試験を実施してきた。今回、その実用性が確認できたことから、9月頃から順次、設置を進めていき、2025年4月の大阪・関西万博開催までに同社保有の全車両に設置する予定だ。今回導入する防犯カメラシステムは、必要に応じて運転指令室などからリアルタイムに車内の映像及び音声を確認することができるため、車内の状況に応じた迅速な対応が可能となる。同社では、車内のセキュリティレベルの向上を図り、顧客に安心して利用してもらえる車内環境の整備を進めていく。
対象車両は同社全車両(近年中に更新の計画がある車両を除く)。カメラ設置場所・撮影範囲は、出入口上部に設置し、車内を撮影(設置場所近くには、カメラ設置を知らせるステッカーを貼付)。個人情報(記録映像・音声)の保存期間は、1週間程度で古いデータから自動的に上書き消去。相互直通運転他社区間において取得した個人情報(記録映像・音声)は、車内のセキュリティ向上の目的に限り、相互直通運転他社と共同利用することがある。
設置時期は9月頃から順次。運行区間は、同社線全線及び相互直通運転他社区間。