2023年06月07日 12:29

SHANRIは、患者、そして患者を支える家族のうまく伝えられないをサポートする「症状ことばチャット」認知症・物忘れ(版)の活用を開始した。

認知症は誰でもかかる可能性のある脳の病気。物忘れ症状が気になりだした人や認知症を患う患者とその人を支える家族(支援者)は、そうした症状に対する社会的理解の遅れや心を開ける社会基盤の不足により孤独を抱えやすい状況にある。そして医療従事者にとっては、そうした疾患に伴う暮らしの中での課題が患者を取り巻くセンシティブな領域に関わることが多いことから、本質的な負担を軽減するために連携コミュニケーションをすることは非常に難易度が高いと言える。SHANRIは「症状ことばチャット」認知症・物忘れ(版)を通し、中心的指揮を担う地域のかかりつけ医・認知症サポート医と、患者・家族間でのコミュニケーションをサポートする。

「症状ことばチャット」は、患者の伝えたいこと、話したいこと、また診察中のコミュニケーションだけでは捉えることが難しい患者のライフスタイルや価値観を優しくヒアリングしながらチャット(会話)を進め、最終的に医療形式にて出力されることで患者にも医療従事者にも有効活用できるサービスだ。主な機能は、チャット機能(疾患や目的に合わせカスタマイズ対応可能)、チャット回答時における音声機能(医療やヘルスケアに特化した音声活用可能)、バリュエーション豊かな症状ことばの選択機能、カルテ記載形式での出力機能(指定メールへ転送可能)。その他、写真添付機能やイラストを活用したUIの機能追加も可能だ。

SHANRI