2023年06月02日 15:39

エクネスが展開する、食品ロス削減のため規格外野菜を定期配送するサービス「ロスヘル」で、今月から新たに果物パックの販売を開始した。

「食品ロス」の量は年間522万トンとなっており(農林水産省調べ)、日本人の1人当たりに換算すると約41キロ。これは日本人1人当たりが、毎日、茶碗1杯分のご飯を捨てていることになる。同社はこうした「食品ロス問題」を解決するために、「規格外野菜」を定期配送するサービス「ロスヘル」をスタートした。

規格外野菜とは、味には問題がないのにサイズが大きすぎる、逆に小さすぎる、あるいは形が不揃いといった理由で一般の流通ルートから弾かれ、廃棄されてしまう野菜。「ロスヘル」では、そうした規格外野菜を全国各地から調達し、一般的な価格より最大30%程度安価に、毎月1回、定期便(月2052円~5292円・税込)で提供している。

今年の春、富山は「ひょう」に見舞われ、多くのサクランボに傷がつき、出荷できなくなってしまった。また、メロンはその多くが贈答用に用いられるため、出荷前には他のフルーツ以上に見た目が厳しくチェックされている。そのため「網目がわずかに不揃い」「ほんの少しの傷」というだけで「規格外」に。そこで今回の果物パックは、必ずメロン2玉とサクランボ、さらにオレンジも入って2900円(税別・送料別)。お買い得な「特別パック」は、6月21日までの期間限定販売となる。