2023年02月22日 16:25

神奈川県横須賀市、JCB、およびトッパン・フォームズは、大規模な災害発生による通信障害や電源途絶を想定。横須賀市内の店舗で、マイナンバーカードアプリケーション搭載システムを活用したオフライン環境下でのキャッシュレス決済システムの実証実験を開始する。本実証は、3月11日以降順次開始する予定。
近年、キャッシュレス決済の利用率は急激に増加している一方、災害発生時などオンライン環境が利用できない状況になった際に、多くの生活者が不便・不安を抱える恐れがある。また、近年コロナ禍により、自治体の各種ポイント事業や地域振興関連のクーポン事業などの施策が全国で拡大。これらの施策では、紙による運用とデジタルによる運用が混在しているため、担当者の業務負荷の増加や管理の煩雑さ、印刷・郵送コスト等の課題がある。
一方、現在マイナンバーカードの交付枚数は約7560万枚と普及が進んでおり、健康保険証や運転免許証との一体化の実施などさらなる普及の加速が見込まれる。そのため、横須賀市、JCB、トッパンフォームズは本実証でマイナンバーカードを活用し、これらの課題解決に取り組む。
横須賀市、JCB、トッパンフォームズは、本実証によって生活者の利便性の高い決済システムを構築。それにより、マイナンバーカードのさらなる普及を促進し、マイナンバーカードの活用による生活者の利便性向上、地域活性化、自治体業務効率化に貢献していく。