2022年12月27日 16:01

全国に95園の保育園・幼稚園・こども園を展開する「京進」は、就職や転職を考えている若手保育士や保育士資格取得者に対し、「お悩み」に対するWEB相談サービスを実施する。

厚生労働省が2020年に発表した「保育士の現状と主な取組」では、保育士全体の離職率は9.3%で、保育士としての経験年数は約半数が8年未満。退職理由として最も多いのが「職場の人間関係(33.5%)」で、以下、労働条件に関するものが続く。一方、保育士試験合格者が保育士として就業する意思については「働く意志あり」が83.1%と非常に高い。意欲を持ってキャリアをスタートする保育士が多い反面、保育業務から離れてしまう保育士の現状の解決が、保育士不足などの問題解消には不可欠と考えられる。

京進では、保育士や園従業員の就業環境の改善に取り組み続けている。2021年度は従業員からの要望などを元に、首都圏の多く園で地域手当の加算などの各種処遇改善が行われ、また2022年度にはグループ全園で退職金制度が導入された。こうした自社の保育園での環境整備の経験から、保育に関わる実働とメンタル両面でのノウハウを多数持っており、保育の仕事に関わる悩みの解決のサポートを行うことを決定した。

相談対応は、保育施設の現場で起きる様々な問題や実情を知り、実際に保育士からの相談やメンタルサポートに従事している、京進保育事業部の常駐キャリアカウンセラーやリクルーターが実施する。本サービスは期間限定で、利用には2023年1月29日までにエントリーが必要。詳しくはこちら